世界一周

フィンランド 一生に一度は見たい!オーロラ観測

 

フィンランドに訪れた理由の一つに、名物のオーロラ(ノーザンライツ)観測があった。僕は、オーロラをツアーで申し込んだ。それは、日本人の方が案内してくれる「モイモイ号」というツアーだ。

 

このツアーには日本人しか参加せず、ロバニエミ(バス発着地)という地域に宿泊している日本人が集結するツアーとなるので、現地で日本の方と交流ができるツアーでもある。オーロラが見えても見えなくても料金は発生するので、天気や条件などの運次第ということになる。

 

オーロラを観測した湖

 

ツアーに申し込んだのには、オーロラだけでなくフィンランドの教育についても話が聞ければいいなという思いがあったから。2018年PISAの学力調査で、フィンランドが1位だったのだ。

 

 

オーロラは見れた?

 

結果的に、オーロラを観測することができた!

というのも、夜に集合して期待と不安が入り混じったバス車内から降り、ものの3分でオーロラが見えた。

 

案内人の喜納さんが、周辺施設(待機小屋やトイレ等)の説明をしている時、ふと空を見上げ「あ〜今出てますね!」という声でオーロラというものを認識することができた。というのも、うっすらと見えるといった感じだったのだ。みんな慌てた様子でカメラを準備して、一心不乱にレンズとにらめっこである。

 

うっすらオーロラ

 

オーロラは、肉眼よりも写真の方が綺麗に写る。これは、オーロラを見たことがある人ならわかる“オーロラあるある”である。だから、素人の僕たちは、最初オーロラが出ていることに気がつかなかったのだ。しかし、写真を撮ると想像していたあの光景がしっかりと写っていた。

夜が深まってくると肉眼でもはっきり確認できた。

 

オーロラ観測証明書(オーロラが見えた時にもらえる)

 

ツアーの良さ

 

観測時間はおよそ3時間。その間、ずっと極寒の中にいなくていけないというのではなく、待機できる小屋があるのはツアーの良いところだ。

 

 

しかも、名産のGlogiというホットドリンクや手作りマフィン、そしてソーセージなんてものもついていた。そのため、ちょこっと見ては小屋に入り、体が温まったらまた外に出るというのを繰り返して観測していた。

 

 

行き帰りの車内では、喜納さんによるオーロラ情報を聞くことができる。

オーロラというのはラテン語からきており、夜明けの女神という意味だそうだ。そしてオーロラは「極光」「ノーザンライツ」とも言われている。

 

フィンランド語では「レボントゥリ(狐火)」と呼ばれていて、炎に包まれた狐が走り回っている姿に例えられた。

狐火(博物館の映像にて)

 

場所が変わればオーロラの見え方も変わって、航海していたバイキングは若い女性がダンスをしている様子に例えたり、イヌイットの人たちはセイウチの頭蓋骨を蹴ってフットボールをしている様子だと伝えられている。人間の決して同じでない想像力と、自然という決まっていな不確かなものの偉大さを感じる話だなと感動した。

ちなみに僕は、何にも例えられずにただ夢中に自分が生きていることを感じた。

 

オーロラの仕組み

 

オーロラは、太陽の核反応(核融合)によって生み出される。フレアという太陽の爆発現象から出たプラズマ粒子(太陽風)が地球に2〜3日かけてやってくる。地球の磁場に遮られることで北と南に分かれ、高度100㎞から500㎞ほどで同時発生を引き起こす。つまりオーロラとは、活発な太陽活動の産物だということだ。

 

 

オーロラの色の違いはこうだ。

  • 緑 ー 粒子が酸素に当たった時
  • 青や紫 ー 粒子が窒素に当たった時
  • 赤 ー 高度の高い酸素に当たった時

フィンランドでは、年間200日以上オーロラが出ているそうだ。つまり、天候さえ味方すれば1年を通して見ることができる。

 

トナカイ

 

また、喜納さんは「トナカイ」についても話してくれた。フィンランドには約20万頭のトナカイがいて、それらすべてに所有者がいる。つまり、野生のトナカイはいないということになる。そして、すべて食肉用として飼われている。

血管が見える

オスもメスも角があり、1年に1度生え替わる。角には血管が通っており、1日に2㎝も伸びる時があるのだとか。5月から伸び始めた角は次第に硬くなり、オスは発情して戦いハーレムを作る。発情後、春に角は落ちるというわけだ。

 

所有者は、5月に生まれたトナカイに印をつけ、1月〜12月には肉にするか残すかを決める選別が行われる。おおよそ、6割が今年生まれた若いトナカイが肉にされているとのこと。

 

 

基本的に、トナカイは森の中で放し飼いをされているので、毎年交通事故で数千頭死んでいる。その際、所有者は専用の保険に入っているため、その分は保険でカバーされる仕組みだ。

 

恐るべきトナカイ事情…といったところだろうか。

 

一緒にヘラジカの話もあった。トナカイとは違ってヘラジカは野生のため、役所は猟師1人に対して「今年は10頭」というように割り当てる。猟師はそれ以上ヘラジカを殺してはいけない。このようなやり取りがあるということは、ヘラジカの頭数も把握しているということになると思う。

ヘラジカの剥製 博物館にて

ヘラジカはオスにしか角はない。そして、想像以上の巨体であることをロバニエミにある博物館の剥製で知った。

そして、年間1700頭もの熊が出没するというフィンランド。自然がほとんどを占める土地ならではの事情だ。

 

フィンランドの教育

そして、個人的にフィンランドの教育についての話もうかがった。

 

フィンランドでは基本的に教育は無料。義務教育の9年間においては、教科書だけでなく鉛筆1本までも提供される。中学生から、現地のフィンランド語以外に英語とスウェーデン語教育が始まる。

 

高校では全国一斉テストが行われるそうだ。もちろん大学も無料で、下宿している人には月6万の補助も出ているとのこと。そして、大学は個々に卒業していくのだとか。

 

フィンランドにも男子に限り徴兵制度がある。18歳から28歳までの期間で好きな時期を選ぶことができるが、公共の施設で働くことでそれを兵役に替えることもできる。毎年、数百人もの女性の志願兵がいるというのも独特だなと感じる。

 

そして、なるほどと思ったのは教育機関では、分からない部分を分からないままにしておかない教育体制をとっているとのこと。つまり、その都度個人的な教育が可能になるクラス編成や教師配置を整えているそうだ。

 

学校という大きな集団において、それが可能になる授業体制を見てみたかったのだが、きっと複数担任で手厚くし、一斉に何かを教えている場面は少ないことが想像できた。理解できるまでとことん付き合う。また、理解できない子がそれを苦に思わない体制があるということかもしれない。

 

PISAの学力調査で1位を獲得した背景には、少なからずこのような“学びを投げだす子を作らない”教育システムが関係しているのだと個人的な感想を持った。

 

最後にロバニエミちょこっと情報

きのこ編

本で見たことある!!とテンションあがって撮った写真↓

縦長ってあり?な写真↓

街中編

 

なんとなくかわいい路面電車待合小屋↓

 

寒空の下20分居座った場所の写真↓

 

 

ろうそくに見える?名物「ろうそく橋」↓

 

フィンランドは日照時間が少ないからだろう。ガラスデッキがどこにもある↓

 

空港からサンタクロース一色!な写真↓

 

フィンランドのロバニエミには、政府公認のサンタクロースがいるサンタクロースビレッジがあるのだ。

僕はそこにも訪れた。

その時、サンタクロースから放たれた衝撃的な言葉の数々は別の記事にて!!

 

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