屋久島

屋久島を知る1日 —後編—

 

屋久島旅3日目は、屋久島の魅力を体験するだけでなく、屋久島を学ぶ1日にしようと思い、様々な博物館や自然館に足を運びました。

その中でも感動したのが、この『屋久杉自然館』です。

 

なんと、ここでは縄文杉に触ることができるのです。

 

ほらね!!

 

というのも、この木(本当は枝)は、あの縄文杉の一部でした。

 

2005年に大雪の重さで折れた縄文杉のこの枝は、巨木の神秘さを知る手がかりとして屋久杉自然館に保存展示されているのです。

 

これが枝の一部と考えたら、縄文杉の大きさがより想像できます。実際に縄文杉を見た時は、10mくらい離れた場所からだったので迫力に欠けていたのは否めません。

 

あと、この「いのちの枝」の下には、実際の縄文杉の幹の太さが表示されています。(床に溝がある)

 

縄文杉を発見した時というのは、どんな感じだったんでしょうね…

 

 

と思っていると、ありました!!

 

どんっ!!

 

幹の太さが半端ない!!

ゴツゴツ感が生きてきた時代を物語っています!そのゴツゴツ感があったからこそ、江戸時代に切り倒されずに済んだとか。

 

そして、どん!!

これは、縄文杉が発見されて当時の新聞記事にこのように掲載されたそうです。当然のように最初は名前がなかったですが、このように縄文時代から存在していたかもしれないと掲載されたこともあったこと、奔放にうねる幹の様子が縄文土器に似ているということなどの説から「縄文杉」になったとか。

 

それにしても、この自然館を歩いていると床がコトコト鳴ります。

原因はこれ!

面白い床!!

さすが、屋久杉の博物館です!

 

 

どこから来たのかを杉の積み木で。

こんな取り組みも面白いです。杉に触れる機会の多さと工夫に感動。

 

 

「いのちの枝」は、なんと1000歳です!

縄文杉の断面図。

縄文杉は、樹齢7200年という説もありますが、中心部が空洞になっていて、その内側から採取した資料の科学的計測値は2170年となっています。そのため、樹齢は2000年代〜7200年という幅広い見解となっています。未だ分かり得ないという点においても縄文杉の「魅力」の一つでもあるようです。

 

この自然館に来て、また一つ屋久島が好きになりました!!

 

 

そして、今日もまた温泉に入ろうと探していると、『ぷかり堂』という看板が。どうやらお土産屋ということで立ち寄ってみることに。

可愛らしい白い外壁と、くっきりトレンドマークの青いドア。

見るからにおしゃれな店構え。

 

入ってみても白を基調とした落ち着く感じの雰囲気。木製の棚に並べられた商品は、どれも魅力的な商品でした。ここで、職場の人へのお土産を買うことに。

 

ここでは、お酒好きな職場の人に、地酒でもある「三岳&愛子の焼酎ジュレ」と屋久島のポストカードを購入。あと、喉も渇いていたのでこれも購入。

イートインもあるので、このサーダーを飲みながら一息していると、お美しい店員さんが話しかけてくれました。ドキドキしながらも平然を装いながら、どこから来たのか、どこに行ったのか、屋久島の魅力についての会話に花が咲きました。

屋久島での日々を振り返ってみて、十分満喫したなぁと思いながらも欲張りな自分が…。話していた店員さんに「すみません、ガイドブックに載っていないおすすめスポットとかってあります?」などという質問をぶつけてみました。

 

すると、即座に「あいこ橋ですね!あそこは本当におすすめです!!」

 

自分のおすすめを本当におすすめしている感がめっちゃ伝わってきて、「そこ行きたいです。教えて下さい!」と、あいこ橋に向かってみることに。

 

行き当たりばったりを楽しむ旅にはもってこいの流れです!

「あ、日が沈む前に行って下さいね!」と店員さん。

「すぐに行きます!」と僕。

 

お礼を言って、早速教えてもらった場所にバイクを走らせます。

ご丁寧に地図も描いてくれて、本当に素敵な方でした!

お土産を買うなら、ここで買いたいと思うほど!

物に人が集まるのではなく、人に人が集まるのですね〜!!

アシンメトリーな木が目印。そこを左に入って…ちょっと進んでまた左に…。

 

 

すると、目の前に橋が見えてきました。

この愛子橋は、全長172m!屋久島1長い橋です!

その橋に着いた瞬間、僕はこう言いました。

 

 

「ありがとう…」

 

 

正直、屋久島旅での最大の衝撃であったと思います。

景色を遮るものは何もありません。

右には山々。

左には海。

下には渓谷と川。

こんなダイナミックな自然を感じられる橋に出会ったことはありませんでした。

そして、ここ本当に穴場だなぁって思ったのが、滞在時間30分のうち、橋を通った車は1台のみ。当然、観光客は僕一人。この景色を独り占めです!

橋の下にも行ける道がありました!

贅沢な経験ができました!

ぷかり堂の店員さん、ありがとうございました!!

ぜひ、これから屋久島を旅する人にもこの感動を味わってほしいです!

 

まじで…おすすめです!!

 

屋久島を知る1日 —前編—前のページ

屋久島の出会い次のページ

関連記事

  1. 屋久島

    屋久島の出会い

    屋久島3日目の夕方。ずっと見ていたくなる愛…

  2. 屋久島

    ちょいと屋久島まで プロローグ

    みなさんは、旅先をどのように決めますか?&…

  3. 屋久島

    ちょいと屋久島まで ②島一周

    素泊民宿「ふれんど」に到着して、スタッフばあちゃん(以下スタば)との会…

  4. 屋久島

    縄文杉トレッキングをしてわかった5つのこと

    僕は、2017年8月24日に、白谷雲水峡から縄文杉…

  5. 屋久島

    ちょいと屋久島まで ⑦辻の岩屋〜トロッコ道

    名残惜しい太鼓岩に別れを言って再スタート!辻峠を越えてトロッコ…

  6. 屋久島

    屋久島を知る1日 —前編—

    屋久島旅3日目は、屋久島の魅力を体験するだけでなく…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


  1. エコビレッジ

    オーロヴィル SVARAM(音の研究所)に行ってみたら
  2. 世界一周

    フィンランド【サンタクロースビレッジ】サンタクロースが放った深〜い言葉とは?
  3. グレートジャーニー

    自分の起源がこれでわかる!「Haplo祖先遺伝子検査」
  4. 海外の保育

    スリランカの保育園で先生になった話
  5. 世界一周

    エチオピアのおもてなし文化「コーヒーセレモニー」
PAGE TOP