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ちょいと屋久島まで ⑧ウィルソン株・縄文杉

トロッコ道を終え、本格的な山道を進みます!

改めて屋久島の杉を見ていると、規格外の大きさに自分がちっぽけに感じます。

この「翁杉(オキナスギ)」は、2009年の9月に倒木。倒木するまでは、縄文杉の次に幹の太さがあったそうです。腐敗や着生木の影響によって倒木となったそうですが、これも自然な姿なのでしょうね。

そして、あのパワースポット「ウィルソン株」です!

写真からは伝わりずらいですが、大人が屈まずに株の中に入れるくらいの入り口で、中はおよそ10畳くらい。湧き水が出ているので水が溜まっています。そして、祠もあって神聖さがひしひしと伝わってきます。

株の中なので、森の音が遮断されて不思議な空間。株から上を見上げるとこんな感じ。

これが、角度と日照時間によって綺麗なハート型になるのも、パワースポット化している所以でしょう。うまい具合にハートを作りたかったのですが、なかなか角度が難しい…。周囲の人も“誰が良い角度知っている人いないの?”オーラで様子をうかがっています笑。

そこで救世主現る!現地ガイドさんが、ここからじゃなきゃハートにならないんだよね〜と言って、ツアー客をパシャり!ガイドさんをつけると、こんな特典もあるのですね。あと、この空間には限りがあるので、自分も含めた写真が撮りたい場合は「広角レンズ」をお勧めします。

よし!パワーももらったことだし、先に進みましょう!

歩いていて、ふと横を見るとこんな石が…。

落ち葉や木の実などを使って顔を形作り、登山客の遊び心であり、登山客同士のコミュニケーションがこの苔むした石で行われていました。

僕は一人でトレッキングしていたので、なんだか嬉しかったです。この道は帰りも通るので、自分で作った顔が、帰りにどんな顔になっているのかという楽しみにもなります!

急な階段も転げ落ちないように慎重に登ります。

屋久島は降水確率が非常に高く、「月に35日降る」と比喩されています。そんな中、今回のトレッキングはこの天気!

本当に恵まれています。ちなみに、僕が屋久島に3泊4日して雨が降ったのは、4日目の帰る間際の15分くらいの通り雨のみ。後日調べてみると、年間の中で8月が一番降水確率が低い月なんだとか。本当に僕はついています!

そして、自然遺産地域に入りました!

気持ちが不思議と引き締まります。

はじめまして、世界遺産な僕です。

 

(…えっ!?)

 

いや…別に。

何も言ってませんけど…笑。

 

これは大王杉!

縄文杉が見つかるまでは、これが最大の杉だったそうです。

そんな二番手な大王杉。僕は好きです。かっこい人を「二枚目」とも言いますものね!

大丈夫だよ、大王さん!(余計なお世話)

 

夫婦な人、これから夫婦になる人、夫婦に憧れている人、つまり大切な人と手を取り合ってこの先歩んでいきたいと思っている人にオススメなのが、こちら!

その名も「夫婦杉」!

手と手を繋ぎ合っています。

木も愛し合っているのですね!(ポッ!)

 

次に出会ったのが「子宝杉」!

ちょっと神秘的で生命的でエロスな杉です。

僕も一応、一応ね、触っておきましょう…すりすり…(周囲を気にしながら触る僕)。

 

どの部分を触ったかはご想像にお任せします!

 

そして、次に気になったのはこの木。

これは横から木がはみ出しているのですが、この艶をみてください。

登山口からここまでざっと6時間弱。正直、足腰の動きも鈍くなっています。そんな中、横からへりだしたちょうど良い高さにあるこの木に、多くの登山客がつかまって体を支えて階段を上ったことでしょう。この艶は、人々の頑張りでできたのだと思うと、なんだか力が湧き上がってきます。僕も、ここを握って登ろうっと!

見事な着生木。神秘さと気持ち悪さとの間といった感じ。

 

これは「マグロの頭」!

想像以上に大きいです。体を近づけて、マグロに食べられているようなトリックアートな写真を撮る人が多いとか。

 

そして、みなさんに朗報です!

このマグロが見えたら、縄文杉は目と鼻の先ですよーーーー!

頑張ってーーー!

はーーーい!!

 

まず、こんな新しめの階段が見えてきます。

この階段を上ると「縄文杉」がついに現れます!

 

これが縄文杉だぁぁあ!

ドンッ!!!

 

…。

 

あれ…?と思った人。

それ、正解です。

縄文杉保護のために、環境省が近くにデッキを建設したため、近づけないのです。

デッキに乗って、遠くから眺めるしかできないのです。

そのため、これまで目の前で巨大杉を見てきたからか、少々迫力に欠けるというのは否めません。

しかーーし!迫力には欠けても、ここまでの6時間という過程、世界遺産地域をトレッキングできたこと、苔むした想像を絶する自然美に出会えたこと、何よりもこの縄文杉を実際に拝められたという変わることのない現実に、感動感謝です!

上を見上げると、メドゥーサの木が!!

何もかもが、規格外!です。

 

いや〜ここまでよく頑張ったと、自分を褒めてあげましょう!

そして…鞭を打ってあげましょう。

 

…ん?鞭?

 

なぜなら、同じ道を通って帰るからでっせぇぇえ!!(現実に戻るスピード半端ない)

現在、12:00。

そこで、お弁当ターイム!

縄文杉付近は混雑しているため、ちょっと帰り道を進んだところにある休憩スペースでお弁当を食べました。

 

なんの変哲もないこのおにぎり弁当。

正直、星3つです!!!

疲れ切った体と、この屋久島の森林浴も加わって味わったこともない美味しさを感じました。美味しい食事をしたいなら、何を食べるかよりも、何をしてどこで食べるのかを考えていきたいと素直に思えるくらい、本当に美味しかったです!

 

お弁当も食べ終わり、これから帰るぞーっと少々へこたれいましたが、景色を見てびっくり!

行きと全く違った景色が広がっています!!

そのため、迷子になる可能性もあるので気をつけて!!(白谷雲水峡から来た人)

 

そんなこんなで帰りも、トロッコ道を通って荒川分かれから入って、峠を越えて、白谷雲水峡まで帰ってきました。

白谷雲水峡に着いたのが、16:00くらい。

つまり、約11時間トレッキングをしました。(1時間くらいの休憩含む)

これが、一人での初トレッキングだったので、疲労感はものすごかったです。

でも、充実した縄文杉トレッキングだったと思います。

それは、ここが「屋久島」だったから。

 

最後の方はさすがに景色を楽しむことはできませんでしたが、それまで何度見ても飽きない様々な形の巨木とモスグリーンな世界には魅了されっぱなしでした。

 

どのくらい魅了されたかというと…

「好きな色は?」と聞かれたら、即座に「モスグリーンです!」と答えるくらい。

「もちろん!」を「モスろん!」と言っちゃうくらい。

「カフェモカ」を「カフェモス」と言って、店員さんに「…はい?」と言われて、「あ、カフェモカで」と言い直すという、少々の恥ずかしさすらも全く気にならないくらい!

 

 

ということで、一旦、念願だった縄文杉トレッキング編はこれにておしまいです!!

 

バイバイ、縄文杉!

 

追伸

僕、これからも頑張れそうです!!

 

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