気持ちの良い林道を、焦りながら走行しいた理由は…
ズバリ、僕は温泉が好きだからです!!
・・・?
でしょうね 笑
屋久島には、ある特定の時間のみ入ることを許される、秘湯が存在するとのこと。その秘湯は満潮時には水面下に消え、干潮の前後2時間以内だけ現れる温泉。その名も「平内海中温泉」。ここに入らなければ、屋久島に来た意味がありません!!!(…ちょっと言い過ぎたかな)
それくらい、やりたいことリストの上位にあった秘湯入浴。その海中温泉のタイムリミットが迫っていたのです。焦る気持ちを抑えながら、バイクを走らせます。すると、目の前に「温泉」の文字が!よっしゃーと現場に到着すると、写真とは異なる光景が…。
ん?
周囲を見渡すと、湯泊温泉という看板が。
ちがーーう!!思ってたのとちがーーーう!!
地図を確認すると、どうやら平内海中温泉はもう少し先にあるようだ!
さっそく出発…と思いましたが、
なんか…ここも良くない?
そうです。ここもめっちゃ雰囲気が良いんです!
ここも入りたいなぁ。でも海中温泉にはタイムリミットがぁぁあ!!
ここ数年で一番悩んだ結果、海中温泉を優先することに!
干潮は待ってくれない!
全ての人間に平等に与えられた「時間」には逆らえない!
温泉がない世界には未来がなーーーーい!!(言い過ぎだ、僕!)
そんな分類のできない感情のまま、バイクで10分くらい走って、ついに「平内海中温泉」に到着しましたぁ!よし!まだ、海水は入ってない!!
そしてみなさん、ここ「平内海中温泉」は…
混
浴
で
す
!
男子の夢物語な感情は置いといて、入浴場所に向かうとこんな看板がありました。
注意事項を一読して入浴!
すでに年配の夫婦がお湯に浸かっていました。
脱衣所はないため、大空の下と大地の上で素っ裸に!小タオル片手に、いざニューヨーク!あっ、入ー浴—!!
僕「すみません…お邪魔しまぁす。」
夫婦「あ、どうぞ〜。すみませんねぇ。」
お互い恐縮…苦笑
でも、裸の付き合いというのでしょうか。次第に心を許していくのか、お互いに写真撮影を手伝う仲にもなりました。
おじさんは、タオルも付けずに丸出しのまま僕を撮ってくれました!!
ありがたい!しかし、僕のモノが見えてしまっているので、ここには載せられましぇん笑
海が目の前に迫っているという臨場感を味わってほしいため、入浴しながらこんな構図でパシャり!!
足だけヌード。略して足ヌー。
でも、あれ…?
何かおかしい…
このお湯…
めっっっちゃ 熱いーーーーー−!!!
多分45度くらいかな(汗)
できれば長く浸かっていたいのですが、バイク焼けしている僕の手足も悲鳴をあげるので1分が限界!
入ったり出たりを繰り返しながら、海の声に耳をすましたり、硫黄と磯の香りを味わい尽くします。
ただ、ここは海。岩場にはもちろん大量のフナムシがいます!そんな存在も、自分が自然の一部化していることを感じさせてくれるのです!!
ありがとう、フナムシ!
あと30分くらいもすれば、ここは海の中へ消えてしまうのだと思うと、儚さと愛おしさがフツフツと湧き上がってきたりもするのです。…お湯だけにね!
(お後がよろしいようで…)
名残惜しいですがタオルで体を拭い、服を着て念願の地をあとにしました。
(温泉の温度の影響もあり、その後の15分くらいは汗が出続けました…)
野生的でダイナミックな体験ができて、心の底からこう思いました。
屋久島に来てよかった…。